pp18の5日目

プロジェクトパック18。今回はリックさんのリードでした。


トリポリは三角形が並ぶタングルですが、三角形は正三角形でなくても構いませんよ、と、マリアさん。

リックさんは「隣り合った三角形を描くとき、三角形を描こうとはしません。」と。「私がまずするのは、すでに描いてある三角の一辺のオーラになる1本の線について考えることです。」マリアさんも「それはとても大切な部分です。」「ですね。」

ということで、ただオーラする。そして三角形になるように2本の線を足します。

マリアさんがおっしゃったように、どんな長さの線を足しても大丈夫です。

リックさんの書き振りの正確なところは「オーラの幅が同じくらいになるように描いています。」とてもきちんとしています。線も真っ直ぐ。こういうところ、すごいなあ、と毎回思います。

「ネガティブな場所をポジティブな場所に」トリポリでは三角が主役で隙間はその後ろになってる場所ですが、その隙間から線を伸ばしてジンガーを描かれました。ジンガーでは茎の部分に当たりますから、主役の大事なパーツになりました。

タイルをぐるぐる回して「ここに三角を足そうかな?」と考えて全体に伸ばしても良いし、やめといても構わないです。好きな感じに。


乾いたら色が変わるタイルです。(数時間はかかるわね、とお二人。)乾くまでの時間は湿気によるそうです。

乾いてから「特に銀色は白に近い色なので、ぼんやりしてるからコントラストを与えます。」ということで、ピグマ01で書き起こしをされました。

「この美しい対比が好きです。」「こんなのは今までになかったわね。」「すごいテクニックだし、線に集中しないといけないから素晴らしいメディテーションになりますね。」

描き続けます。実際やってみると、先にリックさんがおっしゃった「隙間の幅をできるだけ同じに」しておけばよかったなあ、、と思いました。とても集中します。描く場所はすでに決まっているので、丁寧に描いていくだけです。

色チャコ、白チャコと仕事が続きます。色は交互に塗り分けられました。これ、交互にして辻褄を合わせるには偶数で一塊になってないと。でないと、同じ色が並ぶ場所ができます。

さっ筆でとても綺麗にチャコールが伸びるのは、描いていても楽しいですし、動画を見ていても魔法のようです。

白チャコールを少しのせることで、単色の中にも微妙な味わいが生まれました。


古いステンドグラス見たいね、とお二人。とても綺麗なのでここで終わりかと思ったら、ひっくり返して一つ一つの三角にパラドックスを描かれました。

リックさんといえば、パラドックス。プロジェクトパックでは毎回必ずパラドックスがどこかで使われてるんじゃないかな。

一つ一つの三角の角から線へ、線を引く、この繰り返しです。リックさんはとても几帳面で、必ず毎回同じ筋肉の同じ動きで描けるように、タイルを回して線を引かれます。とても綺麗なパラドックスが次々に描かれます。直線を書いていくだけなのに優しい曲線が生まれてくる不思議なタングルは、隣り合わせに描かれるとき、さらに面白みが増します。

同じ書き方で書くか、鏡合わせの方法で描くか、それによって間にできてくる形(メタパターン)が変わります。

とても集中するタングルです。

タングルという言葉はゼンタングルの中で模様という意味で使われますが、Dance a dance「ダンスを踊る」のように Tangle a tangle「タングルする(タングルを描く)」というふうにも使われます。「ダンスを踊るのに床のどこかに移動するような目的がないように、タングルするのにも目的があるわけではありません。ただ、一つ一つのストロークでペンを動かすのが楽しいのです。」トリックさん、最後の短い線1本まで、ちゃんとタイルを回して真っ直ぐな線を引かれました。

透かして見るととても綺麗です!

「私たちは種を蒔いています。皆さんのタングルの庭の中でどんなふうに育つのか、楽しみにしています。」とリックさん。




私はパラドックスの他にペッパーを裏から描いてみました。今日の提案も楽しかったです。

美鳥’s Midorish

猫アーティスト ゼンタングル®︎認定講師CZT 楽しく描いてハッピーに!

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