プロジェクトパック20の2日目

ゼンタングルプロジェクトパック20の2日目はモリーさんのリードでした。


モリーさん自身、プロジェクトパックの20!と、嬉しそうにおっしゃってましたね。

このpp20では、ブロッサミングタングルを扱っています。ブロッサミングタングルはそれひとつで作品が成立してしまうような大きくて強い印象を持ったタングルが多いです。

スペースを埋めていくタングル、というよりはそれだけで目立って他のタングルを従えていくような、そんな感じ。初回の動画でもおっしゃってましたが、だんだん広がっていくようなタングルです。

今回はお道具セットに1本赤のジェリーロールが入っています。

ほんの少しの色をポイントに使う、というコンセプトです。

今日使うのは上も下もない、丸いタイルです。灰色を使います。


モリーさんは描く前に 感謝の時間、自分と向き合うための時間をゆっくりとられます。

ゼンタングルメソッドでは、美しい絵を誰でも簡単に描くことができますが、この感謝の時間を丁寧に取ることで、より自分に向き合う時間を丁寧に過ごせる気がします。絵を描くという行為の中で、自分を労って良い時間を過ごす。そのスタートが感謝の時間です。


ウエイボップはまさに主役!っていう感じのタングルです。華やかで豪華な仕上がりになります。描き方は動画を見ていただくほうが良いです。

モリーさんは鉛筆で薄く丸い形を書いてスタートされました。この丸の周りにペンで(灰色の05)お米粒を書いていきます。お米粒は今回は8個。偶数子を等間隔になるように描きます。

次にお米粒同士をテイクオフ&ランド滑らかに離陸して滑らかに着地するという技法でつなぎます。ここも動画を参考にしてください。

基本的なウエイボップはリングがつながったような形で描かれますが、さまざまなヴァリエーションを加えることができます。今日はとんがったような形に。

ゼンダラは大きいので、のびのびと変形させることができますね。変形については全く自由にして良いです。いろいろな変化を考えられますね。楽しいタングルです。


大きな枠組みができたら、中の仕事をしていきます。

モリーさんは05の濃いグレーで、お米粒の中に丸を描いていかれました。

この時「自分のペースが一番正しいペースですからね。」とお話しされました。いろんな人が「私は描くのが遅いから」「私はペースが早いから」とか、いうけれど、自分のペースが自分にとって一番良いペースですよ。と。

「みんな今、この時、自分のためにタングルしているのだから、自分のペースで描いてくださいね。」

録画クラスは停止ボタンを使って、自分にちょうど良いスピードで描くのを待っていてもらえるのが良いですね。


丸のリングの中に、黒の01でストライピングを描いて、一本おきに黒で塗りつぶします。

塗りつぶしも、モリーさんは01でするのがお好きなようです。

私はファインで塗りつぶすのが好きです。自分の好きなペンを使って、紙が黒く変わっていく様子などを味わって進めます。

ウエイボップのようなブロッサミングタングルは、中に他のタングルを描き足していく事ができます。他のタングルを加えることで、形や構造が強調されるのです。

ストライピングのようなドラマタングルや、テクスチャータングルを使用します。


薄いグレイ05で、地模様の様にプランタンを入れます。

ストライピングもプランタンも、簡単なストロークで描けるタングルです。自分のペースでゆっくり味わって進めてくださいね。と何度も声をかけてくださっています。

鉛筆で書いたストリングは、上にプランタンを書くと見えなくなっていきます。あとでシェーディングを鉛筆で加えますが、灰色の紙に薄い灰色の線でテクスチャーを加えてそこに同じ様な色、鉛筆のグラファイトで陰影を与えていく、、、とてもデリケートな仕事です。

パターンアートのゼンタングルですが、この微妙な色の取り合わせで描いていくと、繊細な抽象画の様な風合いになりますね。

でも少しぼんやりしすぎるのが気になるのか、モリーさんは01の濃いグレーでなぞって、書き起こしの作業をされました。グレーですが、入るとくっきりしますね。

このあと、シェーディング、またペンで書き起こし、さらにシェーディング、白チャコールでハイライト、、、と繊細な仕事が繰り返されます。手順は動画でご確認ください。

最終的には黒の01のペンで輪郭を書き起こしされました。赤のペンで丸を塗って、白でハイライト。繊細な作業です。


私はグレーのぼんやりとしたエッジも捨て難いなと思ったので、黒ペンでの書き起こしは少しにして、

最初に小さく描いてしまって周りにスペースがあったので、同じコンセプトで模様を足しました。ぼんやりした繊細な雰囲気を残したくて、グレーのペンと白のペンを使いました。


ウエイボップはその形をさまざまに変化させて豪華にしていく事ができるタングルです。

主役中の主役、という感じの大きな舞台が似合うタングルです。皆さんもいろいろに描いてみてくださいね。


美鳥’s Midorish

猫アーティスト ゼンタングル®︎認定講師CZT 楽しく描いてハッピーに!

0コメント

  • 1000 / 1000